パーマをかけてもらっても、思ったよりかかっていなかったり、すぐ取れてしまったりしませんか?
実は、髪質やダメージの度合いによってパーマがかかりにくい場合があるんです。
どんな髪の状態だとパーマがかかりにくいのでしょうか?
キューティクルが厚い
パーマをかける時、髪の外側を覆っているキューティクルを開いて、パーマ液を髪の内側に浸透させる必要があります。
キューティクルはうろこ状に何枚も重なっていますが、この枚数は髪質によって違ってきます。
猫っ毛だと2,3枚、硬い髪質だと10枚も重なっている場合があるんです。
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10枚も重なった厚いキューティクルだと、薬剤でもなかなかキューティクルが開かないんです。
だから、硬い髪質の人は、パーマ液の浸透が悪く、パーマがかかりにくいと言われているんですね。
もちろん、硬い髪でもパーマがかからないワケではありません。
薬剤の浸透時間などを調整することで、しっかりパーマをかけることはできるようです。
この辺は美容師さんの腕次第じゃないかな。
髪が傷みすぎ
パーマは、髪の結合を切って、繋ぎ変えるということをしています。
パーマのイメージ図
激しく傷んだ髪は、髪の内部にダメージホールと呼ばれる穴がたくさんできていて、スカスカの状態。
だから、結合を繋ぎ変える場所が少ないハズなんです。
なので、ハイダメージな髪はパーマがかかりにくいとか取れやすいとか言われているというワケです。
ただ、全くかからないというわけではありません。
美容師さんが傷みすぎているからパーマはできないと言うのは、パーマでさらに傷んで、最悪髪が溶けて切れてしまうのを心配しているから。
できればパーマの回数は減らして髪をいたわってあげてください。
シリコンがビルドアップした髪
シリコンが嫌われている理由の一つに、シリコンが髪にビルドアップするというのがあります。
シリコンのコーティングがどんどん重なって皮膜が厚くなっている状態です。
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こうなると、シリコンが薬剤の浸透を妨げてしまうので、パーマがかかりにくくなるというワケなんですね。
ノンシリコンが流行っていても、ノンシリコンなのはシャンプーだけの場合がほとんどで、コンディショナーには使われています。
また、ノンシリコンでもシリコンの代わりのコーティング成分が使われていることがほとんどで、これもビルドアップしてしまいます。
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髪が変にトゥルントゥルンになるシャンプーやコンディショナーはだいたいコーティングによるものです。
パーマをかける前には、あまりこういったシャンプーやコンディショナーは使わないようにしましょう。
縮毛矯正の後
縮毛矯正も結合を切って繋ぎ変えることで、うねった髪を真っ直ぐにするのですが、その際にランチオニン結合と呼ばれる結合ができてしまいます。
ランチオニン結合は、一度できてしまうと切ることができません。
なので、パーマでウェーブをかけたくても、ランチオニン結合ができてしまった部分は結合を切ることができないので、髪の形状を変えることができないのです。
全くかからないわけではないですが、縮毛矯正のあとはかかりにくいんだと覚えておきましょう。