ヘアカラーをしてもすぐに抜けてしまったことありませんか?
ヘアカラーが色落ち(退色)しやすい理由が分かれば、対策方法も分かるのでと思って、色落ちの原因を調べてみました。
分かったことは、キューティクルの補修が大切ということ。
なぜキューティクルの補修が色落ち防止に効果があるのか?
- 髪が染まるメカニズム
- 色落ちの原因
- 対策方法
の順番で説明していきたいと思います。
髪が染まるメカニズム
はじめに、ヘアカラーでなぜ髪が染まるのか簡単に説明していきます。
1・キューティクルを開く
髪を染めるための薬剤を髪の内側に浸透させるために、髪の外側のキューティクルを開きます。
アルカリ剤と呼ばれる薬品を使うことでキューティクルが開きます。
2 .脱色
明るい色に染めるためには、黒い色を脱色する必要があります。
髪を黒い色にしひるのはメラニン色素。
メラニン色素を分解することで脱色することができます。
脱色に使うのは過酸化水素水。
メラニンを分解する働きがあります。
3.染料を定着させる
色の元になる染料を髪の内側に浸透させます。
染料が外に逃げられないようにするために、キューティクルを閉じます。
はじめにアルカリ性にしてキューティクルを開いていたので、逆に酸性にすることでキューティクルを閉じることができます。
簡単に髪が染まるメカニズムを説明しましたが、何となく色落ちの原因に気づいたのではないでしょうか?
そうです、キューティクルが開いていると、染料が外に逃げ出して色が抜けてしまうのです。
色落ちの原因
キューティクルを閉じて色が抜けないようにしているのですから、キューティクルが開いていれば色が抜けてしまうのは想像できますよね。
実はキューティクルって簡単に開くんです。
たとえば、水に濡れるだけでも開くんです。
ですから、毎日シャンプーしているだけでも少しずつ色が抜けていってるというわけです。
しかも、ダメージヘアならキーテイクルがリフトアップしていたり、はがれて無くなっていたりということもあるでしょう。
つまり、ダメージヘアほど色落ちしやすいということなんです
他にも紫外線によっても色落ちすると言われています。
紫外線が染料を分解してしまうからです。
外に置きっぱなしの看板の色が白っぽくなってしまっているのを見たことありませんか?
あれも紫外線が看板の色を分解してしまっているんです。
紫外線のパワーはあなどれません!
落ちの原因が分かったところで、次は対策方法を見ていきましょう。
ヘアカラーの色落ち対策
色落ち対策をするためには、キューティクルを閉じることが大切になってきます。
キューティクルがはがれないようにくっつける、CMCという成分があります。
CMCは元々ある脂質で、これによって髪の周りにキューティクルはくっつけられています。
ですが、CMCは洗浄力の強いシャンプーや、カラーリングの際にも失われてしまいます。
結構簡単に失われてしまう成分なんです。
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シャンプーやトリートメントで、CMCを配合したものがあるので補うことはできます。
あまり安いシャンプーには使われていないのが悩ましいところです。
ハイダメージでキューティクルがなくなってしまっていたら、CMCを補ってもほとんど効果がありません。
そんな場合はキューティクルの変わりに髪の外側をコーティングするしかありません。
ホームケアでできる皮膜ではそんなに効果がないので、美容室でガチガチにコーティングできるトリートメントをしてもらいましょう。
ただ、あまり良くない美容室だと、カラーリングの際に使ったアルカリ剤を除去しきれないままコーティングして、アルカリ剤まで閉じ込められてしまうことがあるようです。
そうするとコーティングが取れたときにさらに傷んでいるという最悪な状態になります。
腕のいい美容師さんかどうか見分けるのって難しいので困りますよね・・・
シャンプーの洗浄成分も、強すぎるものだとキューティクルが開きやすくなるので、アミノ酸系などの適度な洗浄力のシャンプーを使った方がいいですよ。
どんなシャンプーがいいかはコチラの記事を参考にしてください。
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まとめ
基本はシャンプーやトリートメントで補修するのがいいでしょう。
シリコンで外側からさらにコーティングするのも効果的です。
キューティクルがなくなっているようなハイダメージの髪ならサロントリートメントで対策できるか美容師さんに相談してみてください。