髪や頭皮の臭いの原因は、大きく分けると3つあります。
- ヘアケアや頭皮ケアに問題がある
- 体の中に臭いの原因がある
- 外からの臭いが付着する
それぞれについて、詳しい原因と対策を説明していきたいと思います!
目次
ヘアケア、頭皮ケアを見直そう
ヘアケアや頭皮ケアに間違いがあると臭いの原因になることがあります。
次の3つのポイントに注意してみてください。
皮脂の洗い残し
1つ目は髪や頭皮をちゃんと洗えていないこと。
残ってしまった皮脂は酸化して臭いを発生します。
アミノ酸系などの洗浄力が控えめなシャンプーを使う時は特に注意が必要。
シャンプー前の予洗いをしっかりして汚れを落とすこと、シャンプー後のすすぎをしっかりすることが大切です。
ヘアオイルの酸化で臭う
2つ目はヘアオイルの酸化。
天然成分100%のヘアオイルなんかは付け過ぎると落ちにくいし、酸化すると臭いの原因になります。
酸化防止として酢酸トコフェロールも使われているオイルや、ホホバオイルを使うことも対策になります。
髪に付けたオイルはその日のうちにシャンプーで完全に落とし切ってしまいましょう。
自然乾燥にしている
3つ目は髪を自然乾燥させていること。
お風呂上がりに髪を乾かさずに、特にそのまま寝てしまうと臭いの原因になります。
疲れていたりすると、乾かすの面倒になってそのまま寝てしまうことってありますよね?
髪や頭皮が濡れたままだと、雑菌が増えやすくなります。
その雑菌が原因で髪が臭うようになるんです。
洗濯物を部屋干しすると臭うのと同じです!
体の内側に臭いの原因がある場合
シャンプーした直後は臭いがしないのに、時間が経つと臭いが気になる場合は、頭皮に分泌される皮脂や汗がそもそも臭っているからです。
4つ原因が考えられ、それぞれの対策もご紹介しますが、体質改善はすぐには難しいので臭いが気になってきたらドライシャンプーで皮脂をリセットするのがいいかもしれません。
加齢臭
1つ目は一番代表的な加齢臭。
年齢によって抗酸化力が低下するため、脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことで「ノネナール」という物質ができます。
このノネナールが油っぽい臭いの原因になります。
対策としては、ビタミンCなど、抗酸化作用のある栄養素を摂るのがいいとされています。
疲労臭
疲労によって肝臓が弱ってくると、アンモニアを分解しきれずに血流に乗って全身を回り、皮脂や汗と共に体の外に排出されます。
これが疲労臭と呼ばれ、アンモニアのようなツンとした臭いがします。
- 睡眠をしっかりとって休む
- ストレスを解消する
- 飲酒を控える
などが対策になります。
便秘が原因で臭う
便秘になると腸内でアンモニアが発生し、疲労臭と同様にツンとした臭いの原因になることがあります。
- 水分
- 食物繊維
- 乳酸菌
などを摂って腸を活性化させて便秘を解消しましょう。
ダイエットが原因で臭う
特に糖質制限ダイエットをしていてエネルギーが不足すると、脂肪を分解してケトン体というエネルギー源を作り出します。
このケトン体が甘酸っぱい臭いの原因になります。
ケトン体はエネルギーなので、運動をすることによって消費することができます。
外からの臭いが付く場合
タバコや焼き肉の煙など、外からの臭いが髪に臭いが付いてしまう原因と対策について4つ説明していきます。
髪の表面積が大きい
臭いの分子はとても小さいので、表面積が大きいものに吸い寄せられます。
(ファンデルワールス力といいます)
これを使った消臭剤が脱臭炭ですね。
炭は凸凹が多いので表面積が大きく、臭いの分子を吸いつけるのです。
髪も、一本一本の表面積を足していくと、ものすごく大きな表面積になるため
臭いを吸い付けやすいのです。
静電気によるもの
静電気を帯びていると、粒子を吸い付けやすくなります。
そのため、臭いの粒子を髪の表面にくっつけてしまうのです。
静電気が起こる原因は主にブラッシング。
プラスティック製のブラシを使っていると静電気が起こりやすくなります。
対策としては髪の表面の摩擦力を下げる必要があります。
簡単なのはコーティング力の強いコンディショナーを使うこと。
髪表面がコーティングされてツルツルしていれば、摩擦力を減らすことができます。
また、静電気が発生しにくいブラシを使うのも重要。
獣毛(豚の毛や猪の毛)のブラシが静電気を発生させにくいと言われています。
まとめ
臭いが気になる人はしっかり洗うようにしていると思うので、原因の多くは体の中からの臭いなんじゃないかなと思います。
根本的な対策としては食生活や生活リズムを整えることになるので、なかなか難しく、すぐには効果が現れないと思います。
ですので、暫定対策としてはやはりドライシャンプーが有効なんじゃないかなと思います。