こんにちは、りょうたろう(@ryoo_taroo)です
フケ、かゆみ対策ができるシャンプーを教えてほしいと良くインスタで聞かれるんだけど、原因が分からないとお教えできないんです。
フケ、かゆみ用シャンプーってよくあるけど、原因によっては悪化することもあるから。
今回は、フケ、かゆみの原因を説明して、それに合ったシャンプーの選び方をお教えします。
目次
フケ、かゆみの原因
フケ、かゆみの原因は次の5つが考えられます。
- 頭皮のベタつき(脂漏性皮膚炎)
- 頭皮の乾燥(乾性のフケ、かゆみ)
- 洗浄成分の刺激
- コンディショニング成分の刺激
- 天然成分の刺激
それぞれについて説明していきます。
頭皮のベタつき(脂漏性皮膚炎)
頭皮がベタついていると、皮脂などをエサにして雑菌(マラセチア菌)が繁殖します。
元々頭皮にいる常在菌なのですが、頭皮の汚れによって異常繁殖することがあります。
その結果、頭皮のターンオーバーが乱れ、剥がれ落ちた角質が増加して皮脂や汗と混ざってベトベトのフケが発生します。
また、頭皮にかゆみや炎症(脂漏性皮膚炎)も起こります。
頭皮の乾燥(乾性のフケ、かゆみ)
逆に頭皮が乾燥することによって発生するフケを「乾性のフケ」と呼びます。
同じようにターンオーバーが乱れて大量の角質が剥がれ落ちるのですが、頭皮が乾燥しているのでフケも乾燥しています。
頭皮が乾燥する原因としては、
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている
- シャンプーのしすぎ
などが考えられます。
洗浄成分の刺激
肌が弱い人は刺激が強い洗浄成分を使ったシャンプーでかゆくなることがあります。
特に刺激が強い洗浄成分は、
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
など。
やや刺激が強めなのが
- スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na
- ココイルサルコシンTEA(Na)
など。
ほとんどの人は問題ありませんが、肌が弱い人は注意です。
コンディショニング成分の刺激
髪を保護するコーティング成分やダメージ補修成分にも刺激があります。
主にカチオン界面活性剤と呼ばれるプラスの電荷を持った成分です。
特にノンシリコンになってからシリコンの代わりに指通りを良くする成分として配合量が増えている可能性があります。
ノンシリコンシャンプーでシリコンの代わりに使われている成分
ノンシリコンシャンプーでも、最近では髪がきしまないものも増えてきました。 そういったシャンプーにはシリコンに代わる別のコーティング成分が使われています。 良く見るのが「ポリクオタニウム-10」という成 ...
髪がツルツルでサラサラになるシャンプーほど刺激が強いと考えていいと思います。
もちろんコンディショナーやトリートメントにもカチオン界面活性剤が使われているため、地肌に付かないようにしましょう。
アウトバストリートメントにも使われている場合が多く、洗い流さいため地肌に付かないように特に注意する必要があります。
天然成分の刺激
オーガニック系、天然由来、ボタニカル系などと書かれたシャンプって地肌に優しいイメージがありませんか?
実は天然成分って刺激が強いのです。
刺激が調整された合成成分の方が安全な場合が少なくありません。
僕もオーガニックシャンプーで合わないとメチャクチャかゆくなります。
硫酸系洗浄成分なんか全然平気なんですけどね。
体質に合う、合わないが大きいと思います。
フケ、かゆみ対策
原因別にフケ、かゆみ対策の方法やシャンプーの選び方をご紹介しますが、シャンプーも合う、合わないがあります。
絶対大丈夫というワケではないので、参考として考えて頂ければと思います。
脂性のフケ、かゆみ対策シャンプー
脂漏性皮膚炎の場合は、殺菌効果があるシャンプーで対策できることがあります。
ただし、刺激が強いので逆に悪化する場合もあるようです。
心配な場合は皮膚科で見てもらいましょう。
どんなシャンプーがあるかというと、
キュレル
オクト薬用シャンプー
持田ヘルスケア コラージュフルフル スカルプシャンプー
カダソン
など。
脂性の場合難しいのが、洗浄成分が強すぎるシャンプーを使っているせいで頭皮がベタついている場合。
頭皮の皮脂を過剰に取り過ぎた結果、地肌がインナードライ状態となり皮脂の分泌がさらに増えてしまうのです。
その場合、洗浄力を徐々に落としていって皮脂の分泌量を適正な状態に戻さないといけません。
乾性のフケ、かゆみ対策シャンプー
乾性のフケ、かゆみの場合、もしシャンプーを一日2回以上しているなら洗いすぎなので一回にしましょう。
そして洗浄力の強いシャンプーを使っている場合はアミノ酸系などの洗浄力が控えめなシャンプーを使う必要があります。
【参考】アミノ酸系シャンプー一覧
フケ対策用シャンプーを使いたい人にはLIAリア薬用スカルプシャンプーというシャンプーもあります。
アミノ酸系で洗浄力を抑えているけど菌抑制成分でフケ、かゆみ対策ができるようです。
また、頭皮用美容液で頭皮に潤いを与えるというのも効果的です。
専用のものなら、頭皮のかゆみ用美容液「すこやか地肌」などがあります。
低刺激なシャンプー
頭皮が乾燥していないのにかゆい場合は洗浄成分以外の刺激が考えられます。
オーガニック、天然系を使っている場合はやめてみたり、コンディショナーは毛先だけにして極力頭皮に残らないようにするなどを考えてみてください。
低刺激なシャンプーには次のようなものがあります。
など。
かゆみの負のループに注意
何かの原因で一度頭がかゆくなると、地肌を爪を立ててかいてしまうことがあります。
そうすると頭皮にダメージを与えてしまい、地肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると少しの刺激でもかゆくなってしまい、また地肌をかいてしまいさらにかゆくなるという負のループに入ってしまうことがあります。
こうなると元々の原因を取り除いてもなかなか改善しなくなります。
頭皮がかゆくて我慢できない場合、爪を超深爪にしておくのがおすすめです。
かいてしまっても地肌へのダメージを最小限に抑えることができるからです。