シャンプーを変えると、色んなトラブルが起こることがあるよね。
代表的なものを挙げると、
- かゆくなった
- 抜け毛が増えた
- ベタつくようになった
- フケが出るようになった
- 頭が臭いと言われるようになった
などかな。
これらの原因と対策について説明していきたいと思います。
目次
シャンプー変えたら頭がかゆくなった
原因は2つあると思うんです。
一つは、シャンプーの成分にアレルギーを起こす成分が含まれている場合。
もう一つは、頭皮がベタついてかゆくなる場合です。
アレルギーでかゆくなる
僕もアレルギー持ちなので、毎日違うシャンプーを使っていると、たまにかゆくなるシャンプーに出会ったりします。
かゆくなるシャンプーは人によって違っていて、単純に合うか合わないかだけなんですね。
ここで覚えておいてほしいのが、天然成分100%だからとか、オーガニックだから大丈夫ってことはない!ということ。
実際、ぼくはオーガニック系や天然成分にこだわったシャンプーでかゆくなることがあるんです。
僕が合わなかったのは、oggi ottoやジョンマスターオーガニックなど。
どちらも成分にこだわったシャンプーですよね。
実は、天然成分って意外と刺激が強いんです。
よく子供が木に登って樹液でかぶれたとかあるじゃないですか?
アレといっしょだと思うんですよね。
もちろん、化学物質にアレルギーを起こす人がオーガニックを使うと良くなる場合もあると思います。
頭皮がベタついてかゆくなる
シャンプーによって洗浄力は全然違います。
だから、洗浄力が弱いシャンプーに変えるとベタつく場合があるんです。
詳しい原因はあとで説明しますが、ベタつくということは皮脂が多すぎる状態。
地肌に皮脂が多く残っていると、雑菌が増え、かゆみや炎症が起きる原因になってしまうんです。
シャンプーを変えたら抜け毛が増えた
抜け毛が増える原因としては、すすぎの時に髪が絡まりやすいことが原因。
引っかかって抜けてしまうんです。
絡まりやすくなる原因は、
- 洗浄力が強すぎて必要な油分まで洗い流してしまう
- コーティング効果が少なくてきしむ
など。
洗浄力が強いシャンプーというのは、パンテーンとか。
ラウリル硫酸Na+ラウレス硫酸Naなんて、最悪の洗浄力です。
必要な皮脂までごっそり持っていかれてしまうので、指通りが悪くなって抜けてしまうんです。
コーティング効果というのは、シリコンなどで、髪の表面を覆うこと。
最近のシャンプーはノンシリコンなので、別のコーティング成分が使われていますが、効果が弱いとひっかかりやすくなって抜けてしまうというワケなんです。
特に傷んでる髪はキューティクルが浮き上がっているので絡まりやすくなってるんです。
傷んだ髪ほど皮膜しとけ!髪のコーティングの種類や方法について
髪の指通りを改善させる方法として一番簡単なのが、シリコンなどによる髪のコーティングです。 髪が傷んでキューティクルが剥がれていても、髪の表面をツルツルにコーティングすれば摩擦が減って引っかかりにくくな ...
ですから、できるだけコーティング効果が高いシャンプーを選ぶか、すすぐときに手であまりゴシゴシせずに、シャワーの水流で洗い流して、コンディショナーを付けて指通り改善させるというのがいいんじゃないかなと思います。
シャンプー変えたらベタつくようになった
シャンプーを変えてベタつく場合考えられるのは、洗浄力が強いシャンプーから弱いシャンプーに変えたこと。
その場合、考えられることが2つあります。
強い洗浄力のシャンプーと同じ洗い方をしている
強い洗浄力のシャンプーなら、そんなに洗い方を気にしなくても汚れが落ちますが、アミノ酸系とか、洗浄力が抑えられたシャンプーだと洗い方を変えないとキチンと汚れが落ちていないかも。
特にスタイリング剤を使っている場合なんかはそうですよね。
洗浄力が弱めのシャンプーの場合の洗い方のポイントは、
- 予洗いをしっかりする
- 必要に応じてプレシャンプー
- 頭皮を洗うことを心掛ける
など。
はじめに、シャワーで髪を濡らしますが、このとき髪を洗うイメージを持つこと。
これを予洗いと言いますが、汚れの大半を洗い流すことができます。
3分くらいできればベスト。
時間をかけることで、髪全体がしっかり水を含むので、アミノ酸系シャンプーでも泡立ちが良くなるんです。
次に、スタイリング剤をたっぷり使っている場合、少量のシャンプーでスタイリング剤を洗い流しましょう。
これはササッとでOK。
最後にシャンプーですが、頭皮を洗うイメージを持つこと。
髪だけ洗ってると、頭皮が洗えてないことが多いんです。
洗浄力が強いシャンプーだと、なんとなく汚れが落ちてたりするもんですが、低刺激なシャンプーだと注意が必要なんです。
皮脂の分泌量が多くなっている
洗浄力が強いシャンプーを使い続けていると、皮脂の分泌量が多くなってしまう場合があるんです。
僕は昔パンテーンを使っていたのですが、夕方になるとおでこの辺りがベトベト。
アミノ酸系シャンプーにしてからはベタつきがなくなりました。
洗浄力が強いシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流すので、地肌が「皮脂が足らない!」と思って多く分泌するようになるんですね。
その状態で洗浄力が弱いシャンプーに変えると、皮脂を落としきれずにベタつきやすくなってしまうようなのです。
難しいのですが、一気に低刺激なシャンプーに変えずに、段階的に洗浄力を落としていくなどが対策でしょうか?
面倒くさいので、我慢するというのも一つかも。
そのうち適応しますが、どれくらいで皮脂の分泌量が適正になるのかは、個人差があるので何とも言えないです・・・
シャンプー変えたらフケが出るようになった
これも原因2つ考えられますが、どんなフケかによって原因を予測できます。
湿ったフケの場合
これは先ほど説明した、頭皮のベタつきが原因。
地肌に皮脂が多い状態になると、皮脂をエサにする菌が繁殖します。
マラセチア菌と呼ばれるのですが、コイツが原因で脂漏性皮膚炎と呼ばれる状態になってしまうんです。
そうすると、地肌に炎症やフケが出てしまうのです。
フケが出たら、一旦元のシャンプーに戻してみた方がいいでしょう。
乾燥してパラパラなフケ
これは逆に頭皮が乾燥してしまった場合に出やすくなります。
このフケは、頭皮の角質が剥がれ落ちたもの。
健康な状態でも角質は剥がれるのですが、普通は目に見えないほど小さいので分かりません。
洗浄力が強いシャンプーに変えて、頭皮が乾燥しやすくなってしまうと、地肌のターンオーバーが乱れて、角質が大きく剥がれるようになります。
これが乾性のフケと呼ばれるもの。
この場合もシャンプーを元に戻した方がいいと思います。
低刺激なシャンプーに地肌が慣れていたなら、その状態の方がいいので、わざわざ洗浄力が強いシャンプーに変えない方が安心かなと思います。
シャンプー変えたら頭が臭いと言われた
変えたシャンプーの香りが苦手だったという場合もありますが、洗浄力の弱いシャンプーに変えて皮脂が残ってしまうことで、頭皮が臭くなることもあるんです。
皮脂が残ってしまうと、酸化してクサイ匂いを発するんです。
これが地肌ニオイの原因。
低刺激なシャンプーに変えた場合は、先ほど紹介した洗い方を心掛けて、地肌に皮脂が残らないようにしてみてください。
参考にコチラの記事もどうぞ。 髪や頭皮の臭いの原因は、大きく分けると3つあります。 ヘアケアや頭皮ケアに問題がある 体の中に臭いの原因がある 外からの臭いが付着する それぞれについて、詳しい原因と対策を説明していきたいと思います! ...
髪の臭いの原因と対策